「このままでは歯並びが悪くなるから早く治した方がいい」「矯正は早ければ早い方がいい」などと言われて困惑されて当院を受診される方がいます。この考えは間違いではありませんが、私の考えとしては特別な場合を除き、この考え方にあまり良い印象を持っていません。なぜなら矯正は、早く始めても早く終わらないからです。永久歯がそろうまでは治療が続くと思います。治療が長ければ、それだけ費用も本人の負担も大きくなります。反対咬合や上顎劣成長などでは早く介入したほうが良い場合もありますが、１０％もないと思います。当院における治療開始年齢は８～１３歳くらいが多いです。